2007年04月30日

語られる事の無い手記 -二十五日目-

 全てを終えて今、私は遺跡外の港に居る。ここから船に乗り、一時この島を離れる事になるのだ。
 共に行動してきた他のメンバーの予定はまだ知らない。それ以外で関わりのあった人たちは、一時退去の後に戻ってくる人も居るという。
 パーティのメンバーが再び集まる事が出来れば、それに越したことはない。
 ここでの二十五日の探索で、私達パーティは存外上手く回る事が判明した。そのような集団を、一切のコネクション無く築き上げられるというのは滅多に無い事だ。
 この人間関係──私を始め人間ではない者も多々混ざっているが──を崩すのは非常に勿体無いだろう。できれば、次の探索先でもこのメンバーを崩さずに居ておきたいものだ。

(少しの空白。何かを書いて破り去ったような跡。次のページに映っている筆跡から読み取れるのは、「宿」「経営者」「客」といった断片的なもの)

 まもなく出航。途中に寄るはずの島で私は降り、そこで次の探索への連絡を待つ予定。
 到着までの間、他メンバーと今後について話し合おうと思う。
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探索手記 -二十四日目-

(簡単なメモ書きのようなものが残っている)

・時間軸の整合性
・矛盾の回避
・問題点の解消

(メモ書きはここまでのようだ)

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2007年04月26日

探索手記 -二十三日目-

 フレッシュゴーレム相手に短剣で挑むのは無謀だった。体力もスピードも無い私の攻撃は、あのぷにぷにとした身体に阻まれて毛ほどの傷をつける事もなかった。
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2007年04月16日

探索手記 -二十二日目-

 その知らせは突然訪れた。
 探索者の一時退去──詳しい理由は解らない。
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2007年04月11日

探索手記 -二十一日目-

妙に体の長いその犬は、「ロングダックスフンド」と言った。
「どうしよう動けない」と言いつつも、その長い身体を利用してギリギリと締め付けてくるのはどうかと思う。
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2007年04月04日

探索手記 -二十日目-

遺跡外へと戻った私達は、次の行動について話し合う事となった。
選択肢の殆どが最終的には再び地下二階へ行くというものだったが、問題となったのはそのルート。
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2007年03月25日

探索手記 -十九日目-

私達と対峙した2匹の「山岳地帯に棲む者」は、地下一階で遭遇したそれらよりも遥かに強い威圧感を持っていた。
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2007年03月20日

探索手記 -十八日目-

階段を降りきった私達の目の前に、どこまでも広がる山岳地帯。
どの程度続いているかは目視では測る事が出来ず、さらに地図にも記されていないので、まずは動いてみなければ始まらない。
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2007年03月13日

探索手記 -十七日目-

 分かれ道を南へ行く。
 互い違いになった十字路は、西に森、東に砂地が広がっていた。
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2007年03月08日

探索手記 -十六日目-

 遺跡外で準備を終え、探索を開始する。魔法陣「獣小屋」──クリムゾンウィングとエド少年の住処だったのだろうその小屋から出発し、南へ進路を取る。
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2007年03月01日

探索手記 -十五日目-

 目が醒めた。いつもと変わらない朝──夜明け前。私の隣では、まだサフィちゃんが眠っていた。
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2007年02月18日

探索手記-十四日目-

 針入り水晶を青水晶に合成してもらうと、それは綺麗に馴染み澄んだ青色を見せた。
 今日予定していた4種合成──翠銅鉱の原石と指輪に嵌っていた月長石、針入り水晶、青水晶を合成するという複雑なものは、無事成功したようだった。
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2007年02月12日

探索手記-十三日目-

 短剣での新技調査は上々だった。
 なかなか当たらないと思っていたがそんな事はなく、3回の模擬戦闘を含めても10回近く当てる事に成功した。
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posted by Altair at 15:39| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-

2007年02月06日

探索手記-十二日目-

 ライトニングブラストを実戦投入…しようとしたら、練習試合の相手が凄い勢いで逃げていった。そんなに怖がらなくても…。
 お陰で、ライトニングとレイを同時に試す事になる。試すのは十四日目だ。
 十三日目…明日は、短剣を用いての戦闘。その為に、エニシダさんに短剣を打って貰った。

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2007年02月01日

探索手記-十一日目-

魔法には様々な要素がある。
精神力を直接撃つ物、相手の内的要因に干渉するもの、自然界に存在する様々な要素を扱うもの。大別すると主にこの三つに分けられる。
そのうち自然界に存在する要素は簡単に「属性」として分けられる事が多い。西方の地水火風、東方の木火土金水が有名な所だろう。
表現は違っても「自然界の要素」である事には変わりなく、多少の法則の違いを除けばどのような所でもこれらの要素を使った術の行使が可能だ。

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posted by Altair at 15:43| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-

2007年01月24日

探索手記 -十日目-

牙を持った蜥蜴はそれほどの驚異ではなく、良質の肉を切り出せた事で食糧事情は多少好転した。
…好転したのだけど、やはり手持ちの食料は少ない。一日は食事抜きで戦う事になるだろう。

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posted by Altair at 22:01| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-

2007年01月17日

探索手記 -九日目-

全員に漂う疲労感。
私達は敗北による傷で。
冒険慣れしていない人たちは、その緊張感で。
冒険慣れしている人たちも、普段とは違いすぎるその環境で。
これ以上の探索が不可能であると判断できるほど、それぞれ疲労していた。
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posted by Altair at 16:18| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-

2007年01月12日

探索手記 -八日目-

敗北を喫した。
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2007年01月03日

探索手記 -七日目-

同じくプレゼントが届いたという人からメッセージを貰った。
なるほど、どうやら私達の他にも受取った人が居るようだ。
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posted by Altair at 03:38| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-

2006年12月23日

探索手記 -六日目-

朝、私の枕もとに置かれていたフシギな包み。
聞けば、誰も足音など聴いていないという。


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posted by Altair at 18:27| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-