2007年04月04日

探索手記 -二十日目-

遺跡外へと戻った私達は、次の行動について話し合う事となった。
選択肢の殆どが最終的には再び地下二階へ行くというものだったが、問題となったのはそのルート。

北側──石の演劇からトリスと石の騎士が護るルートを抜けていくというもの。
南側──始まりの左足から雑草の集会場を目指すというもの。
南側──やはり始まりの左足から髑髏の主を倒すというもの。
南側──枯れた麓から床を抜けて蟻地獄を討伐するというもの。

私達が最終的に決めたルートは四番目、蟻地獄の討伐だった。
蟻地獄には雄雌の二種類が居る。雄は負ければ地下二階へ引き込まれ、雌は倒す事で引き込まれる……探索記録によると、そういうもののようだ。
私達は両方を倒し、そして雌側から地下二階へ行くという事で意見の決着を見た。

蟻地獄ルートを推したのには理由がある(実は、このルートは私も賛同したのだ)。
巨大蟻地獄の落とす「熱石」。これを装飾品に加工することで炎上耐性を得られるからだ。
私のような魔術師は精神力の容量が大きい。そして、炎上効果による炎の勢いはその精神力の容量に応じて強くなるのだそうだ。
私の場合は狼の一噛みよりも深刻な傷になる。不死と言えども大きな傷は治るまで時間が掛かるものだ。
そして何より、自分の体が燃えるというのは精神衛生上非常によろしくない。
レジストできる方法があるならばするべきだろう。

だがこのルートにも問題点がある。一本道の先に、「人斬り」と呼ばれる者達が居るのだ。
彼らには「そうしなければならない理由」があるそうだが、それを理由に「はいそうですか」と斬られる訳にはいかない。万一遭遇してしまったならば、全力を以って排除しなければいけない。
トラブルが少ないと忘れがちだが、冒険者・探索者は「他人を必要以上に信用せず、そして必要以上に肩入れしない」のが基本だ。
彼らの状況がどうあれ、同情するのはもっての他。彼らもそれは望まないだろう。
とはいえ、彼らと遭遇するとそれだけで消耗を強いられるのだから、回避できるならばするべきだ。
消耗は極力少ない方がいい。このルートは特に難関が続くのだから。


第四回大乱戦。
今回はちょっと趣向を変え、伝手を辿って召喚師三名のパーティを組む事にした。
一人は美月優(82)さん。闇属性の剣技を操る和装の剣士。
もう一人はコゼット・ブラン(1057)さん。精密射撃を旨とする、こちらも和装の弓士。
構成的には普段のパーティと変わらない前衛+弓士+魔術師だが、性質は大きく違っていた。
召喚師三名。つまり、一人一体喚ぶことで手数が倍に増える。
今回は細かな連携中心の一番隊とは違い大技を主体とする作戦を組む事になった。

結果は三回戦負けだったが、実に楽しかった。
技の構成こそ一考の余地があったものの、パーティバランス自体は悪くは無い。
また機会があれば組んでみたいとも思う。

今回はパーティの方に少し迷惑を掛けてしまったので、何か埋め合わせをしなくてはね。
posted by Altair at 19:07| Comment(0) | 探索手記 -第一回探索-
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